氏名: 福田 典生 (289634393)

論文題目: Good Lattice Points法による高次元積分


論文概要

本論文は、’87にP.Zinterhofにより発表されたGood Lattice Points法を用いた多次元積分に関する論文をもとに、超高次元における効率的な多次元積分の可能性を追求しようとするものである。 Good Lattice Points法は最も有効な近似積分法のひとつであるが、高次元の大きな標本点数を持つ公式の設計は膨大な計算時間を要し、ほとんど不可能であった。それに対しZinterhofの設計法は、従来の方法ではほとんど設計不可能であった100次元以上の超高次元での有効な精度を持つ積分公式の設計を可能にする。 このZinterhofの方法による近似積分を実現し、その全体的な誤差特性を検討することにより、より良い誤差特性を持ち、かつより効率的な近似積分法の可能性を追求する。
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